2008年07月15日
おかあさんのごはん。
いま、コレを読んでます。
『夢いっぱい! 昭和の食卓レシピ』 主婦の友社 出版
パラパラと見ていたら
「おいしゅうございます」で有名(?)な岸朝子さんの記事が目に留まった。
昭和30年代は現役の料理記者だったそう。
その内容は(以下、要約してご紹介)
・外食も中食もけっこう。だけど、自分で作って食べることがいかに大切か。
・火を使って調理をするのは動物の中でも人間だけに与えられたいわば資格。
その資格を手放しては、家族と気持ちが通じ合わないし、
自分や家族の健康を守ることはできない。
というようなところが心に留まりました。
料理研究家の鈴木登紀子さんの本を読んだ時も同じようなことを思った。
(読んだ時は料理研究家だと知らずに読んだ)
きちんと心を尽くして家のことをしてきた人の言葉は本物。
その方たちが、例えば
「母の愛情は料理に伝わるのよ」と言っても嫌味がない。
実際に心をこめた料理を作ってきた人の言葉は響く。
嘘がない。
まいにち、ご飯の献立を考えるのは大変だし
私もぜんぜん出来ないから
こういうおばあちゃんの強い言葉に憧れる。
してほしかった、という気持ちと
どうやってしたら良いのか分からない気持ちがいつもある。
私が小学高学年あたりから
母親がそれまでと同じようには家事を出来なくなった。
(それまではきちんとしている人でした)
料理や住空間の変化から
私は(きっと、きょうだい達も)心に穴が開いたようになっていった。
母親と会話が成立しなくても
身の回りに心を尽くしてくれていた、ということは
大きな支えになっていたのかもしれない。
思春期に入ったのもあると思うが、愛情が欠如している
ということを自分自身で実感していた。
「子どもの問題は、おおかた家庭にある」
未成年が事件を起こすたび
専門家がそう口に出せば、世の母親たちを敵に回す。
大人が事件を起こしても、過去の家庭環境をTVは取り上げてる。
あやふやな言い回しで
コメンテーターが家庭のことを話している。
家庭に問題があった、と言い切る人もたまにはいるが
さらりと流すように口に出す。
家庭で子どもと関わる時間が多いのと料理をするのは大抵が女性。母親。
じっくりと子どもと向き合ったり
手間暇かけた食事を作ることは、タイムスケジュールで考えても難しい人が多いだろう。
ライフワーク、夢、資格。
人生のスパイスになる情報や教室、イベントがたくさんある。
そこへ出向き、人と出会うことで
世界が広がっていくことは事実。
だけど、もっと足元をみて生きていきたい、という気持ちもいつもあって
葛藤することもよくある。
母親の心のこもった手料理を食べた記憶が
ほんとうに少ない。
簡単なあり合わせのもので作った食事でも
食べていると伝わってくるのだ。なぜか。
苦手だった母の大きなおにぎりが、おいしく感じた。
母は、たぶん、
ここ数年は以前より食事作りに心を向けるようになったと思う。
長女もおいしい、と言うので。
Posted by けいちゅん at 11:50│Comments(0)
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