2008年06月30日
vol.94 疑いなき愛情
単行本【お洋服クロニカル】 著者 中野翠より
以下、一部転載。
今、ふと思ったのだが、私は母親から「好き」だの「いい子」だの一言も言われたことがない。
それなのに今まで愛情に関して疑ったことがないのは、
食べものや着るものという具体性の中で、
日々、愛情を確認していたからで、
互いに言葉に出す必要もなかったのだ。
中野さんは、この文章のまえに
「主婦」とは尊敬に価する存在だったと思う。
とも書かれています。
それは、
昭和30年代のおかあさんたちというのは
何でも自分で作っていたから。
家族の着るもののほとんどを手芸の趣味のない人でもやっていたし
その他にも
漬物作り、障子の張り替え、ふとん打ち直し、
きものの洗い張り、などもこなしていたから。
心をこめて家族のものを作ったり直したりするとき
あたたかい心は
母の愛情としてこどもに伝わります。
科学の進歩や豊かさで
生活は便利になったけれど
「主婦」という存在は曖昧な不確かなものに。
「便利」を得たかわりに、「確信」を失った。
というような内容の文章で結ばれています。
私は、「主婦」や母親の愛情の昔と今の変化に対して
こんなにも分かりやすく書かれた文章は
見たことがありませんでした。
良いか悪いかではなく
失ったものがある、ということ。
愛情を伝えるには
ハグもキスも言葉も嬉しいことだけど
込められた想い、は
強く心に響くのでしょう。
以下、一部転載。
今、ふと思ったのだが、私は母親から「好き」だの「いい子」だの一言も言われたことがない。
それなのに今まで愛情に関して疑ったことがないのは、
食べものや着るものという具体性の中で、
日々、愛情を確認していたからで、
互いに言葉に出す必要もなかったのだ。
中野さんは、この文章のまえに
「主婦」とは尊敬に価する存在だったと思う。
とも書かれています。
それは、
昭和30年代のおかあさんたちというのは
何でも自分で作っていたから。
家族の着るもののほとんどを手芸の趣味のない人でもやっていたし
その他にも
漬物作り、障子の張り替え、ふとん打ち直し、
きものの洗い張り、などもこなしていたから。
心をこめて家族のものを作ったり直したりするとき
あたたかい心は
母の愛情としてこどもに伝わります。
科学の進歩や豊かさで
生活は便利になったけれど
「主婦」という存在は曖昧な不確かなものに。
「便利」を得たかわりに、「確信」を失った。
というような内容の文章で結ばれています。
私は、「主婦」や母親の愛情の昔と今の変化に対して
こんなにも分かりやすく書かれた文章は
見たことがありませんでした。
良いか悪いかではなく
失ったものがある、ということ。
愛情を伝えるには
ハグもキスも言葉も嬉しいことだけど
込められた想い、は
強く心に響くのでしょう。
Posted by けいちゅん at 23:20│Comments(0)
│けいちゅん通信


