2008年03月28日

vol.76 『しんぷるらいふ』





かわしまよう子さんの本。

物の扱いかた、買い方、捨て方にかなしくなる場面に出くわすとき。
わたしは、ただ、かなしくなったり怒ったりしているだけ。

環境に悪いじゃん・・・もったいないじゃん・・・

という言葉しか浮かばず、偽善者みたいで悔しく、
それらの言葉を飲み込む。


かわしまさんの本には
わたしがぐっと飲み込んだ言葉を
彼女の言葉で、きちんと、もっと伝わる言葉で書かれている。


以下、少しだけ転載させていただきます。


・便利で安いものに惹かれてしまうこともあるのですが、
「使い捨て」という言葉が忘れさられて消える日を、
1日でも早く来いと願っています。


・部屋の中を片付けるとき、スッキリ見せたくなる気持ちはわかりますが、
未練のないものでもドシドシ捨てるのはちょっと待ってください。
今あるものは大切に。
いつか何かに使えるかもしれません。


他にも、分かりやすい「しんぷるらいふ」の言葉が
たくさん書かれていました。


子どもの頃から、家にある物を
「コレ使わないから、もったいない」
「こんな使い方(例えば、電気や水)をしてたら、無駄だよ」と
家族に対してずいぶん思ってきました。


母より古い、というか。
おばあちゃんみたいな感じ。

物が使われていない状態を見るのがあまり好きじゃなかったなぁ。

物の命、というか
使命、役目みたいなものを
果たせずにいるのがかわいそうに思っていた。

自分より目上の人が、どんどんもったいない使い方をするから
わたしの方が変なのかも? って思ったこともたくさんある。
電気とか片っ端から消していくから
イジワルな姑みたいだな、わたしって思った。
嫌な奴かも?って。


かわしまさんの本を読んだら
子どもの頃に考えていたことを、もっと大事にしていけば良かったんだ。
わたし変な人じゃなかったんだ。
って妙に安心できた。


物にも命みたいなものはあると思っていた。
「物にも心、気持ちがあるんですよー」って
何かの宗教心のような想いじゃなくって。


当たり前のように感じていた。

部屋の中に使われないまま転がっている物
棚の上の埃まみれの物を見るのがキライだった。
ただ、それだけのこと。

物はみんなで共有すればいい、とも
いつも思っていて。
近所の4人きょうだいの末っ子だった友達(女)が
「ランドセルも上のおねえちゃんのお下がりなんだよー」って言うのを
羨ましく感じていた8歳のわたし。

やっぱり・・・ちょっと・・・変だったかもしれない。

うちの長女も
1番さいしょに産まれたから、と
何でも買い与えてやるわけにはいかないよ。
って変に頑固になっている母親のわたし。

彼女のまわりには
わたしやわたしの妹たちが使っていた物(服、おもちゃ、バッグなど)で
あふれている。
そして、持っていない物は
きちんと買う。(するとすごく喜ぶし、大事にしてくれる)

子ども(だけのことじゃなく、本当は大人も・・・かな?)は
足りないくらいがちょうどいい、と思う。

もちろんそれで悲しい気持ちになることもあるかもしれないけれど
工夫する心が育つ。
頭と手と心は使わないとね。


で、わたしが前から考えていることも
世の中にとっては意味のないことだろうけれど
自己満足でいいさ、と
やってみようかなぁと思っています。

家の中にあふれる布たちを使って、作ること。
ハンドメイドだの、リメイクだの、と
高い商品が出回っているけれど。

そんなんじゃなくって。

もっと、タイとかインドネシアとかの輸入雑貨屋さんに200円くらいで置いてありそうな。
大ざっぱだけど、温かみのある袋もの。
そんなんを
ただチクチクと縫っていきたい。
それを売るとかそんなんじゃなくって。
ただ、他のことに使っていた布を最後まで使い切る精神が好きだから
わたしもマネしたいだけ。


ハンドメイドとかリメイクとかの
敷居が低くなって、もっとみんなが気軽に針と糸を家で扱うようになればいいなーと思います。

わたしみたいに下手な人が作ると
敷居は低くなるのだ。
あまりの下手さにみんな勇気がわくのさ。

そして、本当に素晴らしい手仕事の品は
そのままに。多少、値段が高かろうが、みんなに受け入れられるといいなと思う。

話が飛び飛びになったけれど、
いろいろ感じさせてもらえた本でした。


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この記事へのコメント
小さな頃からそんなことを考えていたんですね。
ある意味、変っちゃ変ですけど。相当時代の先の先を見通していたのかも。

keichunさんお勧めの本けっこう気になるんですよね。
大平一枝さんのジャンクオブスピリット(だったかな?)の中でもう100回以上も継ぎはぎしたGパンを見たときには感動しましたよ。

家にある布で作ること
私も今考えていることです。
keichunさんが洋梨のプリントにちくちくやっているのをUPされていてとっても可愛かった。
ほんの少しの温かい手が加わることでぐっと素敵に生まれ変わりますものね。

>あまりのへたさにみんな勇気が湧くのさ
あはは。
Posted by まいまいず at 2008年03月29日 17:20
*まいまいずさんへ*


やっぱ・・・変ですよね、少し。


大平一枝さんの本のGパン!!
わたしもすごく好きな写真です。
というか、あのページ前後がいちばん好きかも^^です。


まいまいずさんは
すごく上手だから、家にある布でも
とっても素敵なものに作り変えてしまわれるんだろうなぁ。。

わたしは、ホントに雑なので
時間もかかるし・・・ちょっと手抜きするし・・・あはは~

洋梨のは
娘も気に入ってくれて(ヨレヨレなのに)
嬉しい布のひとつです。
Posted by keichunkeichun at 2008年04月03日 10:17